【モデルケース】私学高等学校WEB広告
私立高等学校のWEB広告を実施した際のモデルケースです。
~背景~
こちらの学校は広告代理店にWEB広告の運用代行を依頼していました。しかしながら配信だけ行い、毎月のレポートからの分析や検証は行っていませんでした。
「ターゲット」は誰なのか「WEB広告の効果測定の方法」はどうするのかを中心に戦略を練り直しました。
幸いなことに私学だけあって各学科に特徴があったためターゲットは絞りやすかったことが幸いしました。
~広告予算~※予算は概算です。
月額15万円を4カ月ほど実施
~広告に対する効果~
イベント(オープンキャンパス、入試対策模試)参加者数前年比20%増
~ポイント~
➀ターゲットを明確にする
➁WEB広告の効果測定を行う
➂配信結果からの分析検証を行う
~利用した媒体~
・google検索広告
・yahoo検索広告
・googleディスプレイネットワーク広告
➀ターゲットを明確にする
こちらの学校の特徴である「英語」「留学」「IT」「医学部進学」など得意な項目に合わせてターゲット設定を行いました。
・「英語」を勉強したい人
・「留学」したい人
・「IT」を勉強したい人
・「医学部」や「理系」の大学に進学したい人
・「難関私大」「国公立大学」に進学したい人
などターゲットを分類し、そのターゲットが検索するであろうキーワードに対してそれぞれの広告文で訴求しました。
google広告、yahoo広告の特徴としてターゲットごとにキーワードと広告文が設定できるためこちらの戦略はWEB広告と相性が良かったといえるでしょう。
これがWEB広告以外の媒体だとそれぞれのターゲットごとに広告を用意すると相当な広告費となり採算が合わなくなります。
➁WEB広告の効果測定を行う
いままでこちらの学校は広告の費用対効果や効果の測定を行っていませんでした。
WEB広告に限らず広告は費用が発生します。そのため、その広告は「何にどれだけ効果をもたらしたか」を明確にする必要があります。
特にWEBに関しては方法によっては効果の検証が行いやすい媒体であります。
※「何をもって効果」とするかによって効果測定ができない場合があります。
イベント申し込みは外部サイトで行うようになっていたのでその外部サイトへリンクするボタンをコンバージョンとして数値を計算しました。
➂配信結果からの分析検証を行う
WEB広告を配信した結果から分析するに、学校名で検索するユーザーが多く、そこから流入したユーザーにコンバージョンが発生する機会が多く見受けられました。
WEB広告以外のタッチポイントで学校の名前やイベントを知り、WEBで検索して申し込むという流れなのではないかと仮説を立てました。
そのためWEB広告以外媒体のターゲットを学生以外にも「一般の方」「学生指導担当者」まで拡大したカスタマージャーニーマップを制作し次年度の広告プランを作成を行いました。
※広告配信結果からの分析検証は状況によって変動します。
今回はWEB広告を配信した結果イベントへの申込者数が20%増加したという結果になりました。
しかし、WEB広告を実施しなくても20%増加したかもしれません、WEB広告でターゲットを設定し効果測定を行い、配信結果からの分析検証を行なったことにより、そこから判明したことを次回の施策に活かすことを行うことが可能になりました。
WEBやWEB広告の特徴は流入数やコンバージョン数などの数値が確認できることであり、そのデータから施策を導くことができるのが強みになります。